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動物愛護団体ARK-ANGELS 代表ブログ「ずばり一言!」

捨てたもんじゃない

1月29日は第4回譲渡会&バザーが開催されました。
早いもので月1回の開催が4回目になりました。
保護犬も回を重ねるごとに増え、今回は25頭のエントリーでした。
来場者数も前回(約300人)を大きく上回りました。400人近くは来られたでしょうか。
段々と関心度が高くなってきています。
そして、物資のご協力や支援金、ご寄付も多くなりました。

開催日の1週間前から、スタッフは大忙しです。
スタッフの皆さんは日ごろ、主婦をされている方がほとんどです。
時間が空いた方たち(いや、無理やり時間を作っての方が正しい)
が自主的に来られて作業や準備をされています。
毎日のように、電話やメールにてお手伝いのお申し出も多くあります。

いかに動物愛護に関心を持たれている方が多くなってきているか、その証でもあります。
この活動が全国に広まり、国全体が欧米のように「ノー・キル・シティ」を作れればいいと思います。

今回の譲渡会で嬉しいことがありました。
小学生のお子さんを連れたご家族が来られました。
物資を持って来られ、何かの足しにしてください。と。
そしてお子さんからと祝い袋を渡されました。中には子供のお小遣いでしょう。
千円札が3枚入っていました。
お子さんが自分でHPを見て、親から今のワンたちの現実を教えられて
自主的にすすんで寄付をすると言ってくれたそうです。

親の教育もありますが、子供自身が素直にそういう愛護精神をもって考えてくれている。
この事が一番大切な事であると思いました。
前回の譲渡会でも手紙で応援の言葉を頂き、お小遣いを寄付してくれた小学生がいました。
そして低学年でしょうね、犬の絵を書いて送ってくれました。
将来は、アーク・エンジェルズのように犬を救うんだと言ってくれてました。
世界中の犬を救ってください。とエールもくれました。

純粋な心で素直に犬たちを可哀そうに思い、助けたいと考えてくれました。
心、洗われる行為ではありませんか。

大人の心も洗われる思いでした。
世の中、大人も子供も捨てたもんじゃない。

今年にはいって

今年に入ってもう、何頭レスキューしただろうか?
先日、某処分場にてコーギーとドーベルマンをレスキューした。
コーギーは1才。しばらく様子を見たが中々大人しく回りに迷惑をかけることはない。
施設の職員さんの話では、ワンワンと鳴くので近所迷惑になったので飼えなくなって持ち込んだそうな。

泣きながら置いて帰ったとの事だが、嘘だろう。
当方のホストファミリー宅でお世話をしているが、迷惑なんて事は一度も無いらしい。
散歩も出さずに、ケージの中で飼育していたんだろう。

どんな理由で飼えなくなったのかは知らないが、知る必要もないが、馬鹿な飼主であることだけは、はっきりしている。こんな飼主は自分の子供も簡単に捨てるんだろうか?
人間の子と動物の子とでは、きっちりと差別をしてるんやろうか。

今日の新聞の1面に京大の事件があった。アメフトの強姦事件だ。こいつらは親が一生懸命に子育てをし、塾にも行かせ、真綿で包むようにして今まで育ててきたのに、親の努力も虚しく目の前の快楽だけを追い、人生を棒に振ってしまった。先が読めないというか、見えてない。自制心すらない。スポーツマンだったのに。
こんな人間になったのは、本人だけの責任ではないだろう。親の教育や地域の教育、学校教育のミスもあるだろう。

欧米では、動物を虐待した者の71%は人間社会において罪を犯すというデーターがある。
今だからこそ、情操教育が必要な時期ではないだろうか。
簡単に犬を買って簡単に捨てることができる。こんな人間がいる限り、浅ましい事件が後を絶たない。

ドーベルマンも1才くらいだ。犬種からしてマニアックな人しか飼わない犬である。が、切尾はしているが耳は切っていない。ということは飼育放棄しかない。金にならんと判断したのだろう。この飼主も馬鹿な人間の一人である。いずれ、因果応報というか自分に返ってくる罪であるということに気づいていないのである。

人に優しく、犬にも優しく。そうすれば自分にも優しくできるし、家族にも優しくできる。他人にも優しく接する事ができる。簡単な理屈である。なんでできないのか?自己中心的でわがままに育った環境だろう。

反省こそが進歩の原点。団塊の世代の私だが、反省はしないといけないな。

黒ラブレスキュー

新年早々にセンターに行き、年末から気になっていた黒ラブをレスキュー。
そのまま、病院に連れて行く。
交通事故でひき逃げらしい。
診断の結果は、脊髄の骨折。見事なほどに真二つに折れていた。
人間なら気絶するほどの重症である。
犬は痛さを我慢するらしいが、よほどの辛抱強い子なんだろう。
泣き喚くわけでもなく、じっとしている。
自分の運命を知っているのか、
誰恨むことなく、我慢して横たわっている。人間がやったことを許しているのか。

メンバーと相談して、この子の一生を面倒みることにした。
傷つけた奴の代わりに。

人間の介護は大変である。犬の介護も同じく大変です。
動物愛護の法律が確立されていないので法的な補助は何一つ無い。
すべて自費、そしてひき逃げの犯人の検挙もなし。

私は年老いた母を見ています。母は、右上下肢麻痺で寝たきりです。
1級障害手帳ももらっている。法的な補助もある。

これだけの差があるんだな。同じ命なのに。
世話をする労力はまったく同じ。

安楽死も考えた。意見も分かれた。当然である。
結果、「クック」を助ける事にしたが、この先、大変な労力と費用がかかるが、この「小さな命」が救える。
理由はそれだけでよかった。スタッフに感謝したい。

この事件はよくある話である。犬だからひき逃げしても知らん顔。

逃げた奴。・・・・よく聞け!!。
必ず、天罰は降る!!! 神様はみているぞ!!!

明けましておめでとうございます

新年、明けましておめでとうございます。

今年も犬に始まり犬に終わることになると思います。
大晦日に子犬を譲渡し、元旦から子犬を譲渡し、2日にも譲渡し、3日にも譲渡、今日4日は通報者からの連絡で、大阪市内で未明に火事があり一人暮らしの男性が死亡、犬を抱いての火災事故。という不幸な事件がありました。

火事現場から3頭の犬が主人とともに焼死。
残った5頭は、ケージに入れられたままの3頭が助かり、子犬2頭はガレージにて生き残っていた。

身内の会話の中で、残された犬は要らないが、残された財産は要るそうだ。
一人暮らしの男性は、親戚付き合いもしていなかったらしい。

こんな時は、常日頃うとましい変人の飼い主で付き合いも断っていたのに、すでに家の改装も考え、財産も狙っているのか。
故人は、親が残した家に住み、仕事もせず借家の家賃収入があって財産は残していたらしい。
犬を助けていた我々に、犬は触ってもいいが他の物には触らないように指示が出た。
あまりの身勝手に、「誰が触るかい!! 故人が飼っていた犬たちの今をを心配して来ているんや」と
つい、怒ってしまった。

こんな事なら、火事で亡くなったSさん、犬に財産をあげた方がよかったね。ご冥福を祈ります。
親族の結果が出るまで毎日、面倒をみるからね。
そしてあの世で、犬たちを虐待したことを詫びた方がいいよ。罰が当たったかも知れないよ。
私たちは、いずれにせよ犬たちは守ってあげるからね。

動物愛護の先進国では、飼主さんの残した財産は愛護団体に寄付するそうな。残されたワン達のために。
後進国のわが国では、残された財産は取り合い、残された犬は保健所か。

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