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動物愛護団体ARK-ANGELS 代表ブログ「ずばり一言!」

第2回審尋の結果

本日、11時から裁判所にて「ブルセラ症感染犬の陽性犬殺処分決定」の禁止を求める仮処分申立ての審尋が行われました。

約1時間の裁判官による審尋でした。



結果から報告します。

1週間、和泉市の犬たちの命が延びました。が、決して殺処分決定が撤回されたわけでもなく、審議が次回に持ち越された結果です。

大阪府は変わらず、陽性犬を処分するようです。悲しいかな、命を救おうという気配は有りません。

私と弁護士は訴えました。殺す必要があるのかを誠意を持って問いました。

動物愛護の観点から、殺すのではなく救命して治療をし、命を全うできるようには計らえないのか。と。
大阪府の考え方は、変わりませんでした。

まだ審議中なので詳しい事はこの場ではご報告ができない事があります。

次回は、3月26日(月)午前11時



同行した「またたび獣医師団」の同席は大阪府により断られました。
動物虐待容疑で大阪府を告発しているからでしょうか。
ひろしまDPの前例がそうさせたのでしょうか。異例の速さで迅速な対応をしたのは大阪府警本部でした。



多くの皆様の声を提出いたしました。持参した嘆願書は4200通。直接、裁判所に送られた数は不明ですが、当日、裁判所に持ち込まれた男性の支援者が400通の嘆願書を届けてきたと報告をして頂きました。たった1週間の期間でこれだけの声が上りました。

遠くイギリス、アメリカから英文で嘆願書、意見書を提出していただきました。

多くのご支援者の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。ご協力、有難うございました。



他府県のブルセラ症感染犬の対処例も提示しました。他府県では殺処分をせず治療をして現在、元気に暮らしているそうです。

海外でもブルセラに罹った商用犬以外の処分はされておりません。

もし、万一、今回、処分がされるような事態が起きれば世界で初の大量殺処分となります。

私たちが住む日本で、大阪で、初めての不名誉な最悪の事態を招く事になります。



大阪府知事殿、畜産課の皆さん、このままでいいのでしょうか。

私たちには、手術をして治療をして、受け入れる施設も用意しています。飼養管理する体制も整えています。あなた方の管理下にあっても異議は申しません。

それでも殺処分をしますか。

ご心配なら、管理する施設から天寿全うするまで、出さない事も約束します。

それでも殺しますか。

某放送局による疑惑報道が有りましたが、それが問題であればA・Aではなく他の愛護団体に任されても構いません。

私の目的は、人間の勝手で苦しめられ、罪の無い彼等をこれ以上、苦しめないで、命さえ助かれば、それで良いのです。

大阪府にも慈悲は有ると思います。

人が人を殺めたら「死刑」という断罪が存在しますが、和泉市の子達は罪を犯してはいません。

「死刑宣告」を、人間に従順な、しかも罪を犯していない彼等に決定することは、誰にもできない事です。

ブルセラ感染症は、死に値するものではないということです。

私たちと同じ人間が彼等にしてきたことを償うのは、彼らに対する謝罪ではないでしょうか。

人に優しく、動物に優しい国にするために決断してほしいものです。


このままでは、あまりにも、可哀そう過ぎませんか。

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