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動物愛護団体ARK-ANGELS 代表ブログ「ずばり一言!」

命のリレー隊・第4陣からの報告



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逐一、被災現場より、命のリレー隊から報告が入っています。

いわき市で松本班、犬4頭、猫1匹、保護完了。
伊藤班、犬3頭保護完了。
現在、ハスキー犬1頭保護中。←無事、保護ができたそうです。
伊藤リレー班は、恐怖に怯えるあまり、歯をむき出して威嚇をしたそうですが、
何とか保護が出来たそうで、水、餌を勢いよくむしゃぶったそうでした。何日も食べていなかったのでしょう。


被災地では、保護をした犬猫に対し、放射能被曝の恐れが有り、
管轄保健所でスクリーニング検査を受け、県外脱出可能なら証明書を発行して頂いております。

保護した犬猫たちは、車が満載になり次第、中継場所へ搬送南下します。

刻一刻と、原発汚染地域が拡大しており、前回、第3陣が入った地域にも入れなくなっています。
あの時に、救えていたら・・・と後悔が。

第4陣が向かった本日も、保護要請のあった方を優先に救済をしておりますが、
飼主様と対面した際に、やはり手放せない。ここで飼います。とのお返事。
気持ちは判りますが、生涯、離れる訳ではなく一時的に緊急避難ですから、とご説明を続けるリレー隊ですが、
飼主様にとっては、危機感よりも感情が先に出て、判断を鈍らせているようです。

第2陣の時にも同様の事案がありましたが、結果、判断が出来なかった為に、被災地は立入り禁止区域になってしまい、
救える命も救えなくなった事例がありました。
飼主様の心情を考えると、切ないものがあります。

飼主様の心情はお察しいたしますが、
一時的な緊急事態から回避する為の一つの手段です。
避難場所へ連れていけるものなら、それでも良いでしょう。
多くの避難場所では、人間は入れてもペットは入れるかどうかは、分かりません。
避難場所へ再度、ご確認をしてください。

手遅れにならぬよう、落ち着いてご判断をお願いします。

また会えるのですから。

本部では、休む間もなく救済要請のメールや電話が掛かっております。

被災地ではガソリンが不足しており、東北地方全体がそのようですので、
活動に参加される方は、ご準備をお願いします。
食料、飲み物も持参でお願いします。
現地ではスーパーやコンビニは壊滅していますので購入は不可能です。

連絡を取り合う携帯電話も、電波の中継が悪く、通じにくくなっています。

リレー隊はフードやシーツを持っていっています。
ご必要な方がおられれば、ANGELSにご連絡をください。
リレー隊が避難施設へ物資を配給に廻っておりますので、
会う事ができれば、入手は可能です。

置いてきた飼い犬や猫ちゃんは、飲まず食わずで約10日間ほどは生き延びれますが、
必ずしもそうではなく、断命してしまう事があります。
リードを外していれば、水を飲んだり何かを食べるなどして生き延びている可能性も有ります。

(緊急要請)
現地で中継点にする場所を提供して下さる方を探しています。
倉庫などをお持ちの方がおられれば、ご協力をお願いいたします。

フードの備蓄、物資の備蓄、ボランティアの集合場所、仮眠室、休憩所、車両の駐車などに使いたいと思います。
ご連絡をお待ちしています。


「命のリレー隊」本部
Animal rescue team ANGELS
特定非営利活動法人 動物愛護団体 ANGELS
理事長  林 俊彦

滋賀エンジェルシェルター本部

ホームページ:http://angels2005.org
E-mail:angels2005@nifty.com

〒520-1651
滋賀県高島市今津町酒波1186-2
TEL:0740-22-3000
FAX:0740-22-5544

保護した後が大変な活動になります。
皆さまのご支援を心よりお願い申し上げます。


統括が綴る「活動日誌」も併せてご覧ください。
http://teamangels.blog89.fc2.com/



物資送付先
NPO法人 動物愛護団体 ANGELS
滋賀エンジェルシェルター
〒520-1651 滋賀県高島市今津町酒波1186-2
0740-22-3000/FAX0740-22-5544

第4陣命のリレー隊、出発



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報告です。

(3月22日現在)
救助要請は178件223頭(福島県155件、宮城県13件、その他の県10件)に拡大しております。
保護完了:77頭(犬75、猫2)

(3月22日現在)登録者
エンジェルズ現場レスキュー隊:70名
エンジェルズ命のリレー隊:302名
ボランティア登録者:330名
一時預かり隊:298名
総数1000名の支援協力者が参加表明されました。

物資のご支援は備蓄倉庫いっぱいになってきています。
順次、被災地へと搬送をします。
援助金については、都度、集計ができましたらご報告を致します。

午後9時、第4陣命のレスキュー隊が出発しました。
気を引き締めて、救助に向かいました。

ペットたちは被災住宅に取り残された子たちは、飲まず食わずの状態では10日間が限界ではないかと推測されます。
昨日の報告では、3頭の救助要請があり現場へ駆けつけたところ、1頭のダックスフントが息絶えていました。
今がギリギリの時です。

第4陣は、松本晋介班長の元、2名同乗。
リレー隊は他3班が現地で合流予定。
他、2団体からもご協力申し出を頂き、現地で合流し、救済活動を開始します。

保護したペットは順次、リレー隊がケージに入れて中継場所へと搬送していきます。
そこでは、個体識別とシャンプー、ケアを行い、
3か所ある事務所班が並行して交渉しているホストファミリーさまの確保と受入連絡を行い、
指示を受けた各リレー隊が各地区の一時預かりホストファミリーさまへと搬送しています。
被災地から各地へ。
被災地から中継場所へ搬送。
中継場所から滋賀シェルターへとリレーが繋がれます。
素晴らしい連携です。

ANGELSは、某企業様と交渉が成立し、物流センターを確保しました。
東京都の某企業倉庫へご支援頂いた物資(フード、シーツ、毛布、バリケン等)を滋賀シェルターより搬送し、
ここから被災地の仙台市にある物流センターに搬送、備蓄し、
そこから各地区の避難場所へと物資の供給に廻ります。
この搬送には、リレー隊が行います。
これらはネットワークを駆使した後方指示によりスムーズに行われています。


こうして、短期間に物資搬送とペットの保護及び一時預かり様へと移動を重ね、
被災者さまたちがご心配されている大切な家族であるペットの安全と飼育管理を行っています。
お預かりする期間は、被災地の災害復旧までとし、すべてボランティアで飼育管理をします。
被災者さまには一切のご負担をお掛けしないように、皆さまの援助金を充当させて頂きます。

そうすることにより、被災者さまは安心と安堵感が生れ、
これから長期に渡るであろう被災生活のストレスの軽減を図り、心のケアの手助けになるのではないかと。
即席でも綿密に計画をし、連携プレーを実践してみましたが、
思ったよりスムーズに事が運び、案ずるより産むがやすしの状態です。

お互いに見ず知らずの他人同士がチームを組み、行動する事により、
少しでも被災者の心労をフォローできればとする気持ちで頑張っています。

今、私たちに出来る事、また、多くの善意の支援者さまが心底、応援する事により、
「普通の幸せ」を一瞬にして奪った恐ろしい災害の復旧に耐えて頂ける環境作りと
人と人との心の結びつきで、互いに助け合う尊い救助活動が生れるのではないかと、考えます。

社会は人命救助が優先されますが、動物も同じ命。
その動物たちの命を救う事により、飼主である被災者の気持ちに向け、
安心と安堵感が生れれば、折れ掛けた心の支えになるのではと思います。

嬉しいというか、頼もしいというか、
多くの方々がこの災害に向けて最高の協力を申し出て頂き、
行動に移された事は、
感謝と共に、人の心の優しさに感銘を受けている次第であります。

ご苦労さま、そして感謝、そして、有難うございます。


わが事のように心配し涙され、一刻も早く、犬猫を救ってください。と、
電話やメールがひっきりなしに入っています。
ANGELSは不眠不休で動いています。
睡眠時間も3時間そこそこですが、休むわけにはいかない。
被災を受けた人に比べれば、眠るところも家族もいるのだ。
当たり前の幸せも壊れてはいない。
まだまだ、贅沢なものです。

今、午後12時過ぎですが、被災地に向けて走っているスタッフさんやボランティアさんの熱い心が、
必ずや復興支援に繋がる事と信じています。
この活動を知り、後方支援をして下さっている善意の皆さまの熱い心も、被災地の方々へ必ず、お運び致します。


これまでずーっとご支援を頂いておりました女優の杉本彩さんが、
このたび、沈黙を破り、ANGELSの団体名を公開し反対勢力の心ない中傷に、
正々堂々と真正面からご自身のご意見を出されました。
ANGELSを気遣い、名前を公開する事により、人に夢を売る女優、杉本彩を広告塔にし募金活動をしているとバッシングを受けるのではないかと危惧され、非公開にされてこられましたが、
余りの非常識な人種に対して注意喚起と善の心を取り戻して欲しいと願い、立ち上ってくれました。

一部の心ない人種から卑劣な誹謗中傷が続いています。
どうか、ご支援ご協力の際には、自らの自己責任に於いて熟慮の上、
行われますように改めてお願い申し上げます。

私は、これらの卑劣な振る舞いに対して、或いは疑惑をもたれた方に対して、
何を持って証明できるのか、また杉本彩さんに対して反対派が攻撃するご迷惑をお掛けする結果になった事に対して、
何を持って応えれば良いのか、
悩んだ事が有ります。

自分は精神的に打たれ強い性格ではありますが、反面、誤解を受けやすい人間でも有ります。
しかし、己の信念は、ひとつもぶれていません。
多くの被災者の家族である動物を救い、一つでも多くの犬猫の命を救う事で、
活動の事実を見て頂く事がご支援に報う事ではないか。
男は黙って実践する。


一動物愛護活動家として、
常に動物たちの事を考え、これからの動物愛護について、真剣に向き合い、
真正面から堂々と忌憚のない意見を発信していき、
己の信念に基づき、向き合っていく事が、
彩さんをはじめ多くのご支援を頂いている方々への恩に報いる事だと、そう結論付けました。

反省もあります。
熱いがゆえ、誤解を招く言動があったりもしましたが、
元来、やんちゃな性格からいつまで経ってもガキの気性が抜けず、
これは少々、いや大いに反省する所であります。

悪徳繁殖業者を相手に戦うには語気を荒げることもしばし、ありました。
劣悪環境にいる犬猫たちを救うには、命懸けで戦う対応も必要でした。
犬猫の所有権を放棄させる交渉術は、強い信念と揺るぎない正義感が併せ持たないと成就できません。
小さな命を救う前には、一歩も引かない強靭な精神力が要ります。
交渉には一粘り強さと必死の気迫が要ります。

やんちゃな性格が交渉には有効打にはなり、強靭な精神力がなければ、負けてしまうのです。
負ければ、小さな命を救えない重大な結果が待っている。

常にそのような現実に対峙していると、自分では気づかないうちに、
上手におしゃべりが出来ず誤解を受けてしまうようです。

自分で言うのもなんですが、根はイイ奴なんですが、ね。
強面の噂と見た目は違うね。とよく言われるんです。


今日、5年前の広島ドッグパーク崩壊時の時に参加してくれたボランティアさんが、
東北の被災地に向けて協力をしたいと滋賀シェルターに来られました。
あの時の経験から、動物愛護に目覚め、長崎県で団体を設立し、愛護活動を継続しているそうです。
まだ若い35歳の活動家ですが、しっかりとした信念を持ち、活動をされている方でした。
真摯に愛護活動の経験を私から学びたいと申し出され、一緒に被災地の動物たちを救いましょうと言ってくれました。

たった一人で車いっぱいに物資を積み込み、ガソリンをいっぱい積んで、救済活動の計画を話してくれました。
計画には共感するところも有り、お互いに協力し合い、
一瞬にして当たり前の幸せを奪った災害に対して、被災者の方々に対し、何ができるのかを考え合い、意見交換をしました。

こうした若者たちが禍に対して無関心ではなく立ち向かい、今、自分たちに出来る事。で、行動に移す。
口先ばかりで何も実践しない奴らより、最高に気分のいい人間でしたね。

そしてこんな事も付け加えてくれました。
ANGELSの代表、林さんは私たち若い活動家の間では、師匠です。
過激な一面をお持ちですが、倒幕の時代の竜馬のように時代が変わる犠牲者でいてほしい。と。
法改正の話の間に出た言葉でしたが、いつも矢面に立ち叩かれマスコミにさえ上げられたり下げられたり、と、
よく神経が壊れず、もっていますね。と、

褒められているのか、
ガキのまんま。と言われているのか・・・。

今週末に、後を追いかけるから被災地で会おう。と彼を滋賀シェルターから見送りました。
頼もしい若者が、出てくれました。


保護した後が大変な活動になります。
皆さまのご支援を心よりお願い申し上げます。


統括が綴る「活動日誌」も併せてご覧ください。
http://teamangels.blog89.fc2.com/



物資送付先
NPO法人 動物愛護団体 ANGELS
滋賀エンジェルシェルター
〒520-1651 滋賀県高島市今津町酒波1186-2
0740-22-3000/FAX0740-22-5544



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