3月11日

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3月11日
東北地方大震災から満2年を迎えた。
朝からテレビでも当時の震災の被害状況を報道していた。
思い起こせば、
あの酷い被災地での活動を思い出す。
2年前の今日、テレビで震災を見て、
「また、阪神大震災や中越地震の時と同様に、動物たちは後回しで、救ってはもらえないな。」
と、被災地の様子を見ていた。
数人のスタッフと話し合い、次の日、ワゴン車に物資を積み込んでいた。
留守部隊と救援隊に分かれて
いざ、東北へ。
最初に駆けつけた場所は、
宮城県の荒浜海岸だ。
津波で何もなくなった海岸沿いを、歩いた。
犬や猫を探しながら・・・。
あまりの被害の大きさに驚きながら・・・
自衛隊の皆さんが、遺体の捜索をしている最中、横道を歩いた。
自衛隊「車はエンジンを掛けておいて、海側を後ろにして止めておいたほうが良いよ」
私「どうしてですか?」
自衛隊「まだ余震が起きているし、いつ何時、津波が襲ってくるか、わからんからな。」
私「は、そうでしたか。有難うございます」
そうなんだ。
津波が来てからじゃ、Uターンもできないし、逃げる態勢を整えながら、動物の救済をしなければ・・・。
ひしひしと、地震や津波の怖さを感じてきた。
一口では言い表せない、当時の状況です。
滋賀シェルターにいるワンコ達も2年を迎えた。
今では、すっかり、落ち着いてきましたが、
まだ、飼い主が見つかっていない子が多くいます。
飼い主がお亡くなりになっているかもしれない・・・。
来月、お迎えに来る予定のワンもいます。
やっと、仮設住宅から借りた家に引越しをするそうです。
被災者のなかには、7回も仮設住宅を転々と移動しなければならなかった方もおられる。
2年経っても、災害の復興の道のりは、遠い。
2時46分
スタッフ、ボランティアさんたちと、黙祷をした。
自然と、胸に込み上げるものがある。
自分たちが活動した福島県の映像が流れるたびに、
あぁ、あそこにも行ったなぁ。と。
当時と何も変わっていない・・・。
手付かずの状態だった・・・。
今月、滋賀県内でシンポジウムが開催される。
災害について、何ができるか?というテーマのパネラーとして招待されている。
当時の災害対策や万が一の備えについて、
体験した出来事、日頃の備えについて、お話をしてきたい。
明日は我が身。です。