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動物愛護団体ARK-ANGELS 代表ブログ「ずばり一言!」

農作物被害。皆様は、どう思われますか?



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ワンたちのお世話をしながら、田舎暮らしをしている中、唯一の楽しみというか農家の真似事をして農園をやってみたが、ビギナーの割にはうまくいっていた。
苺、トマト、きゅうり、スイカ、茄子、サツマイモ、枝豆、セロリ、トウモロコシ、大葉などである。
きゅうり、茄子、苺、セロリ、大葉は大収穫でした。
フルーツトマトも実が生り、あと一日で収穫して味見をしようと・・・・・。
そしてスイカもソフトボール以上に大きくなり小玉スイカくらいの大きさに育っていた。

トウモロコシも大きくなって、もう食べごろ・・・。
枝豆もビールのつまみにと楽しみにしていた・・・。

ところが、ところがですよ。
猿達の被害に遭ってしまったのです。
農家の方が、野生動物の農業被害に苦しんでいる話を聞いていた頃は、「ふぅ~ん、そうなんだ。たいへんだなぁ」位にしか思っていなかったが、自分が精魂こめて作った農作物を、意図も簡単にやられちまった。

悔しいが、被害を起こした野生のサルたちは生きるために食べ物を求めているのだ。
人間が自然の環境を破壊し、里に餌を求めて来なければ生きていけない環境を作ってきたからだ。
サルたちにも言い分があるわけだ。

きっとお腹の大きい母サルや小さなサルの子供にも餌を与える為に農園を襲っているのかもしれない。
そう、考えると、当農園の農作物を少々、取られてもいいか。等と考えたりしてしまう。


ただ、自分は趣味で農園を作ったが、農家の方にとっては死活問題だ。
私のようには考えられないはず。
如何に動物達と共生していくことが出来るかを考えなければいけない。

小さな農園を荒らされたくらいでも腹が立って仕方なかったのだが、サルの立場で考えると生きるために荒らしているのだから、それなりの理由はあるんだ。
それにしても、サルは賢い。
昼間は、シェルター内は犬が行動しているために近づいては来ない。
夜になって人も犬も寝ている時間帯を見計らって動いてくるのだ。
そして、農作物も食べごろになるまで見張っているのだ。
トマトも青いものは食べない、赤く熟してきた頃を知っている。
トウモロコシも粒が黄色くなってきているのを知っている。
枝豆も実が膨らんだ頃を知っている。
スイカもそうだ。小さい物は狙わない。

生きるための知恵なんだろうな。
楽しみにしていたスイカやトウモロコシ、枝豆、トマトは味見をする間もなくサル達に食べられてしまったが、今はそれほどの悔しさは残っていない。
里に下りて来て、身の危険を覚悟で食べ物を調達しなければならない事情がサル達にはあるのだな。と、考えたら怒る事もできなくなった。

犬の保護だけではなく、野生の動物との共生も考えていかなければいけないな。なんて、大そうな事も考えてしまった。
温暖化が進む現在、地球規模の環境会議が先進国間で行われたばかりだが、人間が本気で真剣に考えていかなければ、自然界からのしっぺ返しが怖いぞ。
と、小さな自分が考えるのも小ざかしいか・・・・。
個人個人がエコを考え実践しなければいけない。
「動物愛護」も一人一人が「救う意識」を持たなければ不幸な動物達を救えないのだ。


昨日、愛知県でオープンする愛知支部の現場に行き、工事中の施設を見てきました。
全天候型のドッグランは広くて天井が高いし、爽やかな風が吹き抜けてくる、自然を満喫できる施設です。
ドッグランで思い切り走りまわれる犬たちの笑顔がもうしばらくしたら、見れます。
可愛い家族のワンとのツーショットが撮れるプリクラ設置も始めての試みです。
アーク・エンジェルズ愛知支部では、団体のグッズコーナーもありますので、是非、ご購入くださいね。
今後は定期的に里親譲渡会の開催も行う予定です。

愛知県動物保護管理センターにもご挨拶にお伺いいたしました。
快くお出迎えしていただき、今年から始まる動物愛護推進計画についても、官民一体となって協力仕合えるように話し合いをしてきました。
清潔な施設であり、とても20年前に建設された施設とは思えない管理状態でした。
保護犬の取り扱いについても建設的であり、滋賀県動物管理センター同様に前向きな姿勢が感じられました。
「生かす事を前提に、殺処分する事を目的とせず。」
環境省の指針通りの考え方を職員さんたちは目指しておられました。
私共も、是非とも最大限の協力と努力をしたいと考えております。

滋賀県、愛知県、頑張れ!!
一頭でも多く、不幸な犬、猫を出さない為に!!




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コメント

サル君達の言い分。
サル達が、生息していた所を人間が犯すようになって、サル達の食べ物が少なくなり、思うように取れなくなってきたことから人里に降りてきて、農作物を食べ荒らすようになってきたのが問題になっております。
全ては、自然を破壊している人間の責任です。

野生動物にも、生きていく権利があります。

飽食の日本は、三度の食事が、当たり前になっています。
しかし、世界では、その当たり前の食事が出来なくて、飢餓に苦しむ人達がいることも事実です。
でも、人間は訴えることも出来ますので、援助を受けることも可能です。

しかし、動物は訴えることすら出来ません。

代表が書いておられるとおり、サル達にはサル達の言い分はあると思います。
母ザルが、お腹を空かせた子供に食べさせてあげたい・・・でも、山には食べ物がない。
子供を身ごもった母ザルがお腹の子供の為にと・・・・・

彼らも、生きていく為に、必死です。

身の危険を犯しても、生きる為に、家族の為に、食料を求める彼らの気持ちを思うと、心が痛みます。

丹精込めて作った、ミニ農園の作物を、見事に食べられた事は、とても残念ですが、それにより、少しでもサル達の尊い命が、救われたことになると思えば、代表のサル達に対する思いやりは、賢いサル達に必ず通じる事と思います。

見返りなど望むわけがありませんが、何らかの形で、いつか、恩返しをしてくれることでしょう。
私は、そう信じています。
有る地域に犬をかかしの様に 畑番 ハタケバン
させている所が、有ります。 この時代に・・・・。他の動物達から畑の作物を守る為、小屋も無く、野ざらしで、適当にエサと水を与えられ、何の希望も無く、一生を終えるのです。  余りにも可哀想 過ぎます。            炎天下 暑いだろうな。 何とか 助ける事は、出来ないだろうか。
畑番  ハタケバン
  短い鎖で、畑につながれているワンチャン達。                  
何とかしてあげる事は、出来ないのだろうか。
                                                 可哀想過ぎます。  涙・涙・涙
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人間と自然を別物かのような表現をされたますが人間も自然の一員、一部だと言うことは認識していただきたい。

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