動物愛護団体ARK-ANGELS 代表ブログ「ずばり一言!」

動物虐待監視委員会の発足

環境省が保護犬、猫に対して生きる機会を与え殺処分減少に努力する指針を公表し、実施するよう各自治体に指導を開始した。
本年より10年間で処分数を半減する目標を掲げた。
動物愛護活動の進歩といえるだろう。

これに同調して、飼い主の飼育知識、飼育マナーの向上もスキルアップしなければならない。
動物取扱業者も同じく、飼育環境の向上、改善も望まれる。
特に人畜感染症を予防するためには施設の環境面の充実、衛生面での設備投資、飼育管理意識の向上が必須である。

一般飼い主も繁殖業者も今まで通りの状態から進歩しなければ、動物の遺棄、虐待などが減少することは期待できそうもない。
国も地方行政も保護した犬猫の殺処分数を減少させるためには、原因である上記の問題点を改善していく必要がある。
飼い主が犬、猫を飼えなくなったからといって僅かな引取料で安易に引取らない方法を考えなければならない。
悪質なブリーダーには毅然とした対応も望まれるべきだ。

アーク・エンジェルズが今までに行ったレスキュー活動から知り得た事を列記する。
ブリーダー崩壊現場では、どの現場も不衛生な繁殖場施設であったこと。
劣悪環境だったため、そこにいた全ての犬たちは何らかの病気に羅漢していた。
疾病があっても適切な治療を受けていなかった。そのため、失明した子や白内障、緑内障の犬が多かった。
疥癬症、アカラス、脂漏症などの皮膚病に罹っている犬も多くいた。
フィラリア感染の犬も多かった。
回虫、サナダムシなどの寄生虫が発生している子も少なくない。
蚤が多く発生し、毛玉の中に巣をつくり痒さの余り皮膚を怪我している犬も多い。
耳ダニ、真菌は殆どの犬にいた。
爪がカットされずに鳥のように伸び放題だった。そのため歩行困難であった。
ケージに入れっ放しのため、歩けない犬が殆どだった。
シャンプー、カット、被毛の手入れなどもしてもらっていないため、糞尿まみれであった。
繁殖場では人手が足りない為、糞尿などは切り裂いた新聞紙を掃除する程度であった。
犬登録はしていなかった。
狂犬病予防法に基づく予防注射は励行されていなかった。

兎角、衛生面は最悪の状態であった。
悪臭が漂う施設が全てです。
そして諸悪の根源である症状等は、全て飼育方法を適切に行っていれば回避できた事である。

以上がレスキュー時に体験した環境ですが、国や自治体では
繁殖業者がこのような劣悪環境下で飼育管理している事を知らないのだろうか。
全てを管理監督できないのだろう。
管理体制を整えて、定期的に監視し指導、監督する必要があると考えています。
衛生面をきちんとしておれば、私たちがレスキューした現場のような状態はなかったはずです。
人畜感染症やその他の病気も予防できると思います。

地方自治体の保健所や動物管理センターでは人員削減傾向にあり、人手が不足しているそうです。
これ以上の管理体制は期待できそうもない状態でしょう。
官だけでは限界がある。
動物取扱業者の自浄努力が最善ですが、営利事業のため、利益追求には経費節減で図るしかない事情もあります。
そのために被害を被るのは、他ならぬ犬自身なのです。

諸悪の根源は、元から絶たなければ駄目です。

アーク・エンジェルズは、こういった情勢から鑑み、民間レベルでどこまで実践できるかはわかりませんが、
官民一体となって監視活動の強化を模索してまいりました。
官も一生懸命、努力されています。
しかし、手が廻らない。
といって、無関心では保護犬が増えるだけです。
今もなお、劣悪環境下で不遇な飼育生活を強いられている犬たちを放置するわけにはいけません。

このたび、団体の活動の延長として
保護収容した犬は保護シェルターにて保護管理し、レスキュー活動は新たな組織でレスキューチームを組織し活動を分離させることとしました。
無くならない劣悪環境の施設からの救済を第一目標として活動を今以上に強化いたします。
悪質なブリーダーの監視も今後徹底し、併せて行います。
繁殖場の施設監視を行い適切な飼育環境の指導を実施し、不適切な場合は改善要求をしていきます。
施設改善を業者が受け入れない場合は毅然とした対応を行い告発も辞さない覚悟で監視活動を実践していき、劣悪環境から犬たちを救い出し健全な環境作りに貢献します。

「動物虐待監視委員会」の発足
概要
1、人と動物の共生を図り安心して暮らせる環境作りを目指します。
2、飼い主の飼育知識向上と飼育マナーの指導、向上を目指す。
3、ブリーダーの健全な施設維持監視と適切な繁殖を指導監視。
4、動物の遺棄、虐待の防止および発見した場合の通報、告発。
5、狂犬病予防法に基づく予防注射接種義務の励行、指導推進および摘発。
6、犬登録制度の義務励行、指導推進および摘発。
7、人畜感染症の予防のための衛生管理および監視活動。
8、各地域の獣医師会との連携。
9、行政との連携。

繁殖業者への要望および改善項目
1、純潔を守り無理な繁殖はしない。
2、子犬を販売する際は幼齢不妊手術の奨励。
3、社会性を身につけるまで母犬と暮らさせる。
4、母犬は年1回の出産、高齢出産は7歳を限度とする。
5、不用犬は処分せず動物愛護団体に引取りを要請する。
6、狂犬病予防注射の励行。
7、畜犬登録の励行。
8、混合ワクチン接種の励行。
9、適切な価格帯を決め安売りをしない。

誰かがやらなければ、何も変わりません。
法律が変わるまで命は待ってくれない。

今以上に、これからもアーク・エンジェルズは不遇な環境下にいる犬たちを救う為に、立ち上がります。
ご支援をしてくださっている皆様には今後とも今以上のご支援を賜りたいと、お願い申し上げます。

年明けの活躍にご注目ください。


ご協力をお願い致します。

動物虐待監視委員会入会申込書

レスキュー基金




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コメント

ペットを安売り、しないで、虐待、見ていられない、買う資格のない、人間に飼われる犬が、あわれだ

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