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動物愛護団体ARK-ANGELS 代表ブログ「ずばり一言!」

新年のご挨拶



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新年、明けましておめでとうございます。
旧年中は色々とお世話になりました。
幸せに旅立った101頭のワンとシェルターで年末年始を過ごしている108頭のワンに成り代わりまして厚く御礼を申し上げます。

去年も、真心こもった多大なるご支援の元、多くのワンたちが救われました。
今年こそ、レスキュー活動が少なくなりますことを祈ります。
しかしながら現実はそうもいかないのです。
まだまだ劣悪な環境下で苦しんでいるワンたちがいます。
行政の統計では、捕獲収容されている犬猫の半数以上が悪質な繁殖業者からの遺棄ではないかと推察されています。
それに加えて一般飼い主からの持ち込みも相当数、あるようです。
飼犬に対するモラル低下か情操の欠如か、家族であるペットを安易に放棄しているのです。

アーク・エンジェルズは政府、環境省の動物愛護推進政策を支持し、本年より独自に「動物虐待監視委員会」を創設し、遺棄されたり虐待に遭っている動物たちを救うべく立ち上がりました。
熱い想いをもって今以上に行動的に積極的に、命あるものの救済活動に邁進いたします。


「誰かがやらなければ助からない命。」

率先して活動を継続し強化していきます。
将来の日本を背負っていく子供たちに、大人が良いお手本を見せて地球上の生物すべての命を大切にする行為を示さなければなりません。
身近な愛玩動物であるペットを救い、人と動物とが共生できる心豊かな、穏やかな世の中にするために、活動を継続いたします。

戦争のない国、優しい国作りには、命を大切にするという心が必要です。
国や行政を司る首長は常にこの想いを持って政策を図らなければならないと思います。


マハトマ・ガンジーも「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る」と、言葉に残し説いています。
2006年6月14日、自民党動物愛護管理推進議員連盟が設立されましたが、会長に就任された鳩山邦夫議員が冒頭の挨拶にも引用された言葉です。

日本において100年以上前に設立された「動物虐待防止会」の趣旨を、ご紹介させていただきます。
・虐待は動物の品格を破るものなり
・文明の体面を汚すものなり
・国民の幸福を妨ぐるものなり
・社会の美観を損するものなり


日本における本格的な動物愛護運動の出発点となったのは、1902(明治35)年に広井辰太郎をはじめとする文化人、知識人らが結成した動物虐待防止会(以下防止会と略)であると言われている。防止会はのちに動物愛護会と改称され、大正年間に設立された日本人道会とともに戦前日本の動物愛護運動の中心として長期間にわたって活動を続ける。しかし、防止会とその運動の性格について本格的研究はほとんどなされておらず、基本的な事実関係のまとめすら行われていないというのが現状である。
要するに動物の虐待は、人類の品格を破るものなり、文明の躰(体)面を汚すものなり、国民の辛福を防ぐるものなり、社会の美観を損するものなり、同士相謀つて茲(ここ)に本会を設立する所以のもの、素より無罪可憐なる無告動物に對(対)する一片の同情に出づと雖(いえども)、又以て社会人情の根本的改善を測り、之に依て健全、優美、高尚なる大国民の気風を養成せんとするの素志に外ならず』

この『動物虐待防止会』は、1902年(明治35年)4月20日に広井辰太郎ら男性63名の発起人により、設立されています。
発起人に名前を連ねたのは、著名な政治家、学者、文化人、僧侶、またはこれからまさに世に名を挙げんとする人々であったそうです。
残念ながら、この『動物虐待防止会』は、1950年代には幕を閉じてしまいました。

付け加えるならば
イギリスのビクトリア朝での動物愛護運動を分析したターナー(一九九四)の議論を取り入れ、「他者の苦痛への配慮」という「まなざし」がこの時期に制度化されたのだと考える。つまり、「他者の苦痛へは配慮をするものだ」という了解が成立した一環として防止会も作られたのだ、というのである。しかし、そうしたまなざしが本当に下層階級に向いてしまうと搾取の上に成り立って生活している「上・中流階級」にとっては不都合なことになる。そこで、上・中流階級が、他者の苦痛へ配慮を示しつつ、しかも自らのまなざしによって自らを否定せずにすむ、という矛盾した要請を満たすように登場したのが「動物への配慮」という問題だったのだというわけである。
この一文は当時、議論があるものだが、現代社会では合わない部分ではあるが、100年前にも弱者救済論議が有った証でもある。

次に紹介するのが「どうぶつ議連 設立趣意書」の一部です。前述の「動物虐待防止会」の文章が引用されています。
「動物の虐待は、人類の品格を落とすものであり、文明の鉢面を汚すものであり、国民の幸福を壊すものであり、社会の品位を損ねるものである。我々が動物虐待防止の本会を設立するのも、無力で罪のない物言わぬ動物たちへの思いからであるが、実はそのことが、人間の根本的な情換の改善に役立ち、健全かつ優美、高尚な国民性を養うことになるのである。」

そして、人と動物の関わりに関して
動物虐待が重大犯罪の予兆であること。
動物、児童、人に対する虐待が不可分のものであること。
虐待された者が加害者になる可能性も大であること。

少しの虐待行為も見逃してはいけないのです。
平和な日本だからこそ、もう一度、再認識しなければいけない時期なのです。
つまり、動物愛護から子供への教育を再確認し、情操教育を育む考えをも再認識しなければならないということなのです。

昨今の重大事件がこの事を示しています。
神戸のじゅん君事件から厚生次官事件まで。

「動物虐待監視委員会」の意義は、ここからです。
「できる事」から、始めます。

本年も、活動をご支援くださる皆様に
「自分ができる事」から、応援頂きますようにお願い申し上げます。

そして、私たちが位置する滋賀県、高島市。
1年前には地元、高島市においては反対派の妨害行為に遭いました。
噂や憶測、恣意的な情報操作により市長も惑わされ反対活動に参加する事態になりました。
しかし、年末に市長と面談し、話し合い、真摯な謝罪を受け誤解が解けて、共に動物愛護活動の推進に理解を得ることが出来ました。
本年は高島市、滋賀県共に官民一体となって活動を推進し全国初のモデルケースとなるべく活動を開始する運びとなります。

私、林 俊彦は一命を懸けて日本の動物愛護活動に精進いたします。
動物愛護に関して尚、一層の邁進となりますように全国の皆様方のご理解、ご支援を賜れますように、お願い申し上げます。

平成21年 元旦

動物愛護団体「アーク・エンジェルズ」 代表  林 俊彦
「動物虐待監視委員会」 委員長  林 俊彦


ご協力をお願い致します。
動物虐待監視委員会入会申込書

レスキュー基金

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コメント

高島市長との面談について、話し合いの内容を教えてください。市長はAAに謝罪したのでしょうか。今までどう誤解していたのか、今後動物愛護活動の推進にどう関わっていくのか、市長がどう言ったか詳しく教えていただけるとありがたいです。
Re: タイトルなし
> 高島市長との面談について、話し合いの内容を教えてください。市長はAAに謝罪したのでしょうか。今までどう誤解していたのか、今後動物愛護活動の推進にどう関わっていくのか、市長がどう言ったか詳しく教えていただけるとありがたいです。

面談の内容については、後日、協定書締結の折に記載されるでしょう。また「ずばり一言」に記載しているとおり真摯に謝罪と誤解があったことを述べておられます。今後は公になっていきますのでプレス発表が行われるまでお待ちください。
明けまして おめでとうございます☆
昨年は 色々、ご迷惑おかけし・・お手伝いしているつもりが、ただの足引っ張りでしかないボラなのに、その我儘を ニコニコと対処、フォローして下さり、ホントに ありがとうございました。
また、年末年始もなくの 犬達のお世話、お疲れ様です。ありがとうございます。

今年は 「動物愛護」の社会でも ようやく、行政が動きだす兆しが感じられ・・これも ひとえに、代表を筆頭に、統括、AAスタッフの方々の、地道な活動の継続の成果、実りと、感謝と期待で 気持ちもワクワクです。 ありがとうございます。

高島市、滋賀シェルターが 「命」の松明を 赤々と燃やす中心となり、その松明の明かりが 全国に、世界に広がり、人間による「命」の処分などという傲慢な行為がなくなるよう、ややもすれば、ただのスローガンだけになりがちな「殺処分ゼロ」が本当に実現する社会になるよう・・どうか、よろしく お願い致します。

お願いばかりで、私の出来ることは ホンの僅かのことしか出来ません。でも、代表の「自分のできることを・・」の お言葉に甘え、AA活動の末端に参加させて頂くことに感謝しながら、今年も 出来ること、頑張りたいと思いますので、よろしく ご指導、お願い致します。
Re: 明けまして おめでとうございます☆
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
一人ひとりが、「できる事から」始めましょう。
小さな力も集まれば、大きな力になります。
おっしゃる通り、今年は行政も国も動物愛護に注目しています。
豊かな国作りは動物愛護から始まります。
官だけではなく民間の私たちが愛護活動を引っ張っていく、この意気込みで頑張りましょう。
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