動物愛護団体ARK-ANGELS 代表ブログ「ずばり一言!」

宗像レスキュー



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約1年前、福岡県太宰府市で起きたブリーダー崩壊事件。
多くの犬が餓死して大切な命が奪われ、生存していた29頭が救われ、動物虐待事件として動物愛護法により起訴されました。
また、懲りずに同様の虐待事件が発生したのです。

3月5日午後2時半、福岡県在住のIさんより、ブリーダーの施設で犬が死んでいる。
他にも死んでいる犬がいるようだ。ここの繁殖業者はこの数日間、見かけない。
すぐに救出してあげてほしい。と、緊急の通報があった。
地元の行政、警察署と連絡を取り合い、現場へと急行してもらった。
地元にいる仲間たちにも連絡を入れ、急遽、現地へ向かうようにお願いをした。

スタッフの自宅から高速道路で約1時間半ほど離れた現場だ。
現地から「大変です。窓から見ると数頭の犬が倒れている。死んでいるようです。」
通報した警察と保健所からも連絡をもらい現状報告を受けた。
飼い主は行方不明だ。警察なら探せるはず。と、お願いをした。
そして、数時間後、警察は繁殖業者を探し出して身柄を確保し、夜中まで事情聴取をした。
翌日、現場検証を行った。
行政は、畜犬登録、狂犬病予防法の確認作業をしてくれた。結果、行っていなかった。
動物愛護法違反及び狂犬病予防法違反が確実となった。
数頭の犬が餓死している事実から動物虐待容疑で立件する方針で固めている。

私は、3月8日は、某大学付属中学校で講演、パネル展の開催を控えている。
準備に大わらわであったが、同時に悲惨な現場の犬たちを救う準備も行った。
同時進行でスタッフと連絡を取り合い、現地へ赴くものやシェルターで待機する者、イベントに参加する者など、活動に参加する人出を募った。
イベント参加者13名のスタッフ確保。
レスキュー活動参加者、現地4名、搬送班3名、滋賀待機組4名、大阪支部待機組6名。
会社へ遊休願いを出して参加するスタッフ。みんなそれぞれに仕事を持っているが有事には駆けつけてくれる頼もしい仲間たちだ。

互いに連絡を密に取り合い、外部に漏れないように水面下で準備をする。
レスキュー活動で失敗するのは、事が公になって騒ぎが大きくなることが原因だからだ。
一番、肝心なのは犬の所有権だ。
悪質なブリーダーから犬の所有権を確保するには、交渉術が全てを決める。
いつもは私が先陣を切って出かけるが、今回は遠隔地で他用もあり即座の動きは出来ない。
か、と言って行政や警察署は民事不介入。
電話で細かく指示して交渉するなど、中々、前に進まない。
夜中の2時、「代表、放棄同意書が取れました~。施設の鍵も受け取りました。」と吉報がきた。
すぐにスタッフに連絡し、行動開始。早朝 待機していた搬送班と現地へ走る。
広島スタッフも現地へ急行し、合流した。

現地は雨と寒さで震える痩せた犬たち32頭。すでに亡くなった犬は8頭。

トタン屋根と並み板の壁で作られた老朽化した小屋作りの繁殖場施設。
雨漏りも酷く、風も入ってくる糞尿まみれの小屋だ。
いつもそうだが、繁殖場の不衛生な現場は、いつも同じ匂いがする。
悪臭を通り越している。
何年もケージ内で過した犬たちが、待っていましたとばかり泣き叫ぶ。
糞尿まみれの身体を揺すり尻尾を振っている。
私たちが到着するまでの4日間、九州の仲間たちが犬たちを守ってくれていた。
清掃したゴミ袋が20個以上も外に出されていた。
電気、ガス、水道設備もない犬舎で、外部から持込んだポリ容器にて、給水していた。
もちろん、フードの備蓄もなかった。支援者がフードを持参し給餌もした。

雨の中、個体識別を行い、用意していたバリケンに犬を移し、搬送した。
途中、大雪のため通行止めの高速道路から降り、一般道へと迂回、17時間かけてシェルターへ到着した。
休憩のため、幾度かサービスエリアで給水と栄養剤とで観察を行う。
犬たちは元気だ。
痩せてはいるが体力は維持できると判断し、トラックは出発した。

待機組が待つシェルターに到着したのは午前2時。
ケージから犬を暖かくしていた隔離部屋に運ぶ。
ふやかしたフードを与え、新しい毛布が敷いてあるケージで、休む。
この数年間の疲れを癒すようにぐっすりと眠る犬たち。

その姿を見て、みんな「よかった、よかった」と、涙ぐむスタッフたち。
九州の仲間たちに、無事にシェルターに着いた事を報告し、長い一日が終わった。
床に就いたのは、午前4時を過ぎていた。
丸二日、まともに食事を摂れず、昼間、サービスエリアで休憩したときに食べたのは、うどん一杯だけだった。
大雪のため通行止めになり、倍以上の時間を走行した搬送班は、睡魔との闘いで心身ともに疲れ果てていたが、元気な犬たちを見て安心したのか、笑みを浮かべた。

この一連のレスキュー活動は、動物を愛する仲間たちの熱い思いと心意気が成功に導いた結果であり、また、同じ人間が劣悪な環境を作り出し虐待した動物たちへの償いでもある。
寒さと飢えで亡くなった8頭の犬たちへの供養になればと、思います。

最後に、多くの熱い仲間たちに感謝したい。
素晴らしいフットワークとチームワークでした。

レスキュー後、これからが大変なのです。
老いた犬や痩せ衰えた犬たちの飼育管理。
里親さまに迎えられるまでが私たちの役目。
一日明けて、今日からは病院搬送と隔離部屋では個体識別と検便、駆虫、検査、体重測定、シャンプー、カット、爪切りなどを順次行います。
今日は、7名のボランティアさんやスタッフさんが、ケアの開始です。
明日からも続々と、ボランティア参加をする方々から連絡が入っています。

ご支援者の皆さまに、お願いです。
32頭の尊い命が救われました。
これからの活動には後方支援が必要です。
物資のご支援と基金のご支援を、出来る範囲で結構です。
ご協力をお願い申し上げます。

みんなで力を併せて、大切な命を救いましょう。

統括が綴る「活動日誌」も併せてご覧ください。
http://teamangels.blog89.fc2.com/


動物虐待監視委員会入会申込書

レスキュー基金


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コメント

お疲れ様でした!!!
代表を始め、長距離ドライバーのボラさん、その他、スタッフの皆さん、連日の強行スケジュール、ホントに、お疲れ様でした!

そして、犬達の命を助けて頂いて・・・ホントに、ありがとうございました!!!


必要ないから、商売の道具にならないからと、抹殺してしまうことは 簡単です。

命を繋ぐ方が その何倍も、何倍もの手間と時間とお金がかかります。

それでも、その命を繋ぎ、生かしていく道を、与えて下さった。

仲間の犬たち、そして、エルちゃんも きっと 喜んでくれてますね☆
ありがとうございます!

これからが、また 大変ですね!
私も 出来ること、頑張ります!

本当に、ありがとうございました!

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