地域猫

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加藤元名人の野良猫への餌やり問題がニュースになっていた。
今回の件は住民側が提訴して裁判になり敗訴判決が出た。
住民側の言い分が通った形である。
動物愛護は人ありきの考えからだから当然の結果だろう。
加藤元名人が著名人だから話題になりニュースで取り上げられた。
この件はどこにでもある難問だ。
提訴した以上、法律判断はあるが、現実論ではどちらが正しいのかは誰にも判断は出来ないと思う。
動物愛護の立場から言うと、可哀想だから餌をあげている。正しいとは言えないが気持ちは理解できる。
加藤元名人は繁殖制限の避妊去勢手術も行っていたらしいからその点は評価出来る。
住民側からすれば、規約違反だし糞尿の迷惑が起きている。
それを始末するか餌をあげないようにして迷惑を排除するように要望する。
これも当然だ。
結果は、話し合いしかない。
しかし、話し合いは持たれなかったそうだ。
いつもだが、言い分は平行線になる。
電車のレールと同じで交わることはない。感情が入ればもっとこじれる。
第三者が介入して折衷案を提案して双方が歩み寄り折れるしかない。
控訴する方針らしいが、問題解決には至らない。
野良猫の場合、餌をあげる人には近づいてくるがその他の人には近づかない。
捕獲も困難だ。
地域の動物管理センターが捕獲収容して里親募集をかけるか、と言っても成猫の場合は貰い手がないのが現実。
そうなれば後は、殺処分しか手がない。それでは可哀想だし問題解決にはならない。
一番良いのは、住民側と加藤元名人が相互和解して地域猫として認め、住民側も協力して餌も上げて清掃と飼育管理をし、一代限りの猫として繁殖制限をして
みんなで飼育管理することだろう。
そのためには、野良猫の現状を地元と加藤元名人とに説明し互いに理解を求めるしかない。
その役割は、行政が重い腰をあげるのが、いちばん良い。
来年の法改正に、地域猫としての野良猫対策も盛り込んでほしいものだ。
お陰さまで、保護したワンたちは快復に向かっていますので、ご安心ください。
レスキュー後のこれからが、飼養管理の本番です。
出来る範囲のご支援で結構ですので、物資援助、基金援助の後方支援を、今後ともよろしくお願いを申し上げます。
統括が綴る「活動日誌」も併せてご覧ください。
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動物虐待監視委員会入会申込書
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