動物愛護団体ARK-ANGELS 代表ブログ「ずばり一言!」

劣悪ブリーダーと行政



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先日、奈良県吉野の山中に捨てられた犬たちの行方や、運よく保護された犬たちの顛末が気になり調査をしていた。
通報も多くあり、何とかしてほしいとのお願いもされています。

情報もたくさん頂いたが、現在、警察も捜査中なので遺棄をしたブリーダーの公開も控えています。
100頭の小型犬を軽トラックに積み、山中へ捨てに行った。
ためらっているうちに40頭ほどが逃げた。という。
動物の遺棄の判断はあったが実際は逃げた。というのだ。
「嘘つけ」と言いたいが
遺棄した事実が認められない以上、法的には罪にはならない。
本人が名乗り出て「逃げました。」というのだから遺棄行為ではない。と法解釈して警察も立件は困難を極める。
遺棄未遂なのだろう。

現在、保護している保健所も飼主が判明したら元の飼主に返す。という。
警察の捜査が終わればだが、ブリーダーの元に戻れば、今度はどのように処分するのだろうか。

遺棄が犯罪だとわかれば、今度は行政に幾ばくかの金を支払い、殺処分を依頼するのだろうか。
またまた、小分けにして捨てるのか。
はたまた、同業者へ一括で売り飛ばすのか、差し上げるのか??
そして同業者の手に渡れば今までと同様な環境下でひたすら繁殖用にこき使われるのか!

いずれにせよ、過酷な運命になることは想像に難くない。

情報が錯綜する中、1件の有力な情報が入り、昨日、東大阪市のブリーダーの元へと行き着いた。
犬舎内には200頭近い犬と数匹の猫が居た。
いつもながらの悪臭が漂い、全頭が泣き叫んでいた。
私には「助けてくれー、ここから出してくれ~!!」としか、聞こえない。

200頭をたった一人のアルバイト男性が世話をしている。
ここのオーナーは不在だ。
犬が妊娠したら取りに来るという。

連絡が取れて本人と話し合ったが、遺棄未遂の犯人は私ではない。と言い張る。
「私は犬を大事にしている」と、
「では、今の施設の現状をみて犬たちの飼育は万全か!衛生的にやっていると思うか?」
「・・・・・」
「狂犬病のワクチンは打っているか?登録はしているか?適度な運動をさせているのか?」
「・・・・・」「行政より指導があり猶予をもらっている。そのうちにします」
「違うだろ。犬を飼養したら30日以内に狂犬病予防注射を接種し登録をしなければいけないし罰則規定がある。違反です」
「わかっています・・・。行政と相談しているから・・・」
「今後はどうするのか?施設の改善はするつもりか?」
「今、移転先も探しています。繁殖業は続けるつもりです」
「不要犬を手放す考えは有るか?」
「頭数を少なくするから引取りはしてくれますか?」
「貴女のブリーダー業の後始末など出来ない。ブリーダー業を廃業して全頭を手放すのであれば検討はする」
「・・・・・」

以上がおおまかな交渉だったが、まだ現実を理解できていないようだ。

犬を動物を商売道具にして使い、こき使い、子犬を産ませ利益を貪る。
運動する場所もなく小さなケージに7~8頭を入れ、毎日、新聞紙の掃除を若いアルバイト男性が一人で世話をしている。
200頭も、だ。
近隣では悪臭と鳴き声の凄さに苦情の連発らしい。
近くには幼稚園や小学校が有り、登下校の通学路に施設が有る。
入口の扉は壊れていて、いつ、逃げ出して児童を噛むかもしれない。
狂犬病ワクチンを打っていない200頭の犬たち。
いくら狂犬病の清浄国といえども住民が不安に思うのは当然のこと。

監督官庁の大阪府、東大阪市には現状を報告した。
以下、大阪府動物愛護グループとの会話
「劣悪な環境下で飼育されているブリーダーの実態の画像です」と撮影した画像を見せた。
「・・・・・」
「改善指導は行ったのか?」
「以前から指導は行っていました。」
「では、指導を受入れて改善したのか?その後のチェックは行ったのか?」
「・・・・・」
「狂犬病ワクチンは?畜犬登録は?」
「それは管轄が東大阪市なので、そちらで管理しています」
「そんな事はわかっている。大阪府は東大阪市の上級省だから市に指導する権限はあるはず」
「いや、府と市が協力してやらなければいけないと思っています」
「それはやっているのか?」
「連絡は取り合っています」
「狂犬病と登録は東大阪市の管轄で大阪府の管轄外であるなら、動物取扱業の管轄は大阪府ではないのか」
「管轄はそうですので、指導を行っています」
「では、過去に何回、指導をしたのか?また、直近では何時に行ったのか?」
「過去は・・・・。直近は・・・・・」
「現場は劣悪で、この暑さでは死亡する可能性が大であり、子供たちの通学路に施設は位置している。早急に現地へ行き、改善をさせてほしい」
「現在、大阪府警と相談していますので・・・・」
「なぜ、大阪府警なのか、大阪府が動物取扱業を許可しているのだから管轄が行えばよいのでは」
「いや、府警と共同で、立入りの問題もあるので・・・」
「取扱業の取消しも視野に入れて指導を行い、勧告すべきな現状です。命令を出すべきです」
「早急に実行してください。行政がこのままであればANGELSが告発します。」
「同時に行政も怠慢であると告発対象になる。なぜなら狂犬病予防法違反や畜犬登録の違反の事実もあり、知りながら猶予を与えているならば、法令違反になる」
「法律は何人も遵守しなければならない義務と法令違反者には罰則を科す権利が行政機関にはあります」
「それとも行政は法違反を猶予する権限があるのか?」
「いや、できるだけ早急に行いますのでしばらく、お待ちください」
「では、数日の間にブリーダーを訪問し点検と指導を実施してください。自宅にも犬が相当数いるそうですからチェックをお願いします。届出は店舗住所だが、自宅で繁殖をしているという情報があるので、その住所では無登録のはず。確認して報告をしてください」
「わかりました。」

東大阪市の対応は後日に。


現場の状況は、
小さな小型犬のサークルに3~8頭を入れ、その上にベニヤ板を置きサークルを乗せている。
上の子が暴れたら落下するだろう。
このようなケージが数十個ある。
元スナックかラウンジの内装の店舗で、店内は15坪ほどの大きさに200頭の犬猫がぎっしりと居た。

もし、自宅にも100頭の犬がいたならば、町の中で300頭もの犬を繁殖に使っている事になる。
もし、奈良県吉野町に捨てた犬の犯人がこのブリーダーであるなら、奈良の保健所で保護されている犬が31頭、戻ることになる。

放置できない事案である。

2年前まで某競り市に参加し、派手に競り落としていた、らしい。
行政機関も、この劣悪環境を把握しながら、現在まで何の手も打っていない。

これが、現在の動物事情である。
来年の法改正を謳うのであれば、環境省も犬猫の現実を見、改正に向けて協議をしなければ、何の意味ももたない。

犬の競り市を開催する大手ペット小売店、血統書を発行するJKC、ペット小売業協会、獣医師会など、動物に関連する業界の人たちが
法改正のメンバーで、利害関係人を入れての審議、協議では、本当の意味の法改正とはならない。と断言できる。

NHKや民放で組織する放送倫理委員会(BRC)では、放送業界のメンバーはいない。
弁護士や知識人で構成されているが、これがまともな放送を倫理をする場であると考える。

環境省のお役人は、気がついたなら即刻、メンバーを入れ替えるべきである。
そうしなければ日本の動物愛護は前進しない。

現場の画像は活動日誌でご覧下さい。



統括が綴る「活動日誌」も併せてご覧ください。
http://teamangels.blog89.fc2.com/


動物虐待監視委員会入会申込書

レスキュー基金

大阪支部に滞在しているワン達の紹介です。
「天使達の笑顔 in osaka」も併せてご覧ください。
http://angelsosaka.blog106.fc2.com/



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