行政の怠慢

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今、動物愛護が盛り上がっている。
先日、メディアで報道があり行政の職務怠慢が報じられた。
その日から他局でもニュースで報道された。
次の日も全国ネットで同様の話題がニュースになった。
多くの視聴者はニュースを見て、またか。と思ったことだろう。
4年前の広島DP事件以来の騒ぎとなりつつある。
問い合わせが多く来ていることからも推測される。
以前は虐待があっても不起訴となっていたが、1年ほど前から起訴が続き悪質な業者は摘発されているのだ。
警察も動物虐待を犯罪と認知してきたからだろう。
犯罪が思料されるとき、警察は行動してくれる。
しかし、動物業者を監視する監督官庁の都道府県や市は未だ、告発や摘発に至っていない。
伝家の宝刀である職務権限の指導、勧告、命令は発動していない。
いや、機能していないのだ。
もっと判り易く言えば、やりたくないのだ。
甘い行政といえる。
法律で決められている狂犬病予防法。
違反事実が確認されても口頭の指導のみで監視ができていない。
業者に対して指導が甘い。
癒着とみられても仕方ないだろう。
先日の報道で、記者が大阪府庁の職員にマイクを向けて取材していたが、
職員は違反事実を指摘され「職務怠慢です」と認めて答えていたが、犯罪事実が有るにも拘らず告発をしなかった。
これは刑事訴訟法249条2項に該当する。
明らかな職務怠慢である。
その怠慢さが悪質繁殖業者の動物飼育劣悪環境を助長しているのだ。
業者だけの責任だけではなく、行政の怠慢が諸悪の根源かもしれない。
ここにも官僚制度の悪い体制がみえてくる。
告発の要件
告発の要件は、一般的には「犯罪があると思料するとき」であるが、官吏又は公吏(公務員)が「職務を行うことにより犯罪があると思料するとき」は、告発は法的義務とされる。(刑事訴訟法第239条第2項)
しかしながら、当該公務員の職務上正当と考えられる程度の裁量まで禁止する趣旨ではないと解されている。
第一はもちろん法律学的なそれである。
たとえば、服務の宣誓
「私は、ここに、主権が国民に存することを認める日本国憲法を尊重し、且つ、擁護することを固く誓います。」
「私は、地方自治の本旨を体するとともに公務を民主的且つ能率的に運営すべき責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠実且つ公正に職務を遂行することを固く誓います。」
を実質化するための法論理とか制度構想か。
(以下にいろんな方のご意見を紹介します。)
官庁は刑事訴訟法を守っていない!?
刑法第9条に定める刑をもって罰則としている行政関係法の違反事案の全てが告発されると、検察官が対応し切れないだろうという気はします。
しかし、基礎便宜主義によって実際に起訴するかしないかの判断を行うのは検察官であって各行政官庁ではないはずです。各官庁が違反の軽重や態様の悪質性などで勝手に判断し、刑事訴訟法第239第2項に違反して告発を行っていなのは問題ないのでしょうか?
刑事訴訟法第239条第2項の告発義務の法的性質については、訓示規定説と義務規定説とが対立していますが、通説はこれを義務規定としています。
訓示規定説によれば、公務員の告発義務は、道義的義務にすぎず法的義務ではありませんから、告発義務の不履行は違法ではありません。
これに対して、義務規定説(刑事訴訟法学における通説)によれば、公務員の告発義務は、法的義務であって単なる道義的義務ではありませんから、告発義務の不履行は違法であり、公務員の懲戒事由になります。但し、義務規定説も、告発するか否かについて職務上正当と考えられる程度の裁量を認めています。
たとえば、公立学校の教師が、生徒の禁煙及び親権者がそれを黙認している事実を発見したが、教育的見地から親権者を告発しない行為は、職務上正当な裁量の範囲内です。
これに対して、本来捜査機関によって判断されるべき事由、例えば、被疑者の再犯のおそれ、改悛の情の有無等を判断して、これによって告発するか否かを決めたり、その他自己の職務と関係のない事由によってこれを判断したりすることは、職務上正当な裁量の範囲を逸脱する違法行為となります。(地方行政実務の法律相談上巻(ぎょうせい)93~95p)
以上ですが、
公務員は職務上の犯罪があると思料されるときは告発をしなければならない。のです。
これをしなかったからと言って、罰則規定はありませんが義務違反であることは間違いないようです。
また告発をするまでの判断基準は様々の意見が分かれるところですが、違反行為の軽重等の悪質性等の判断は勝手にすることはできません。
そこまでの権限はありません。
服務規程の宣誓でもあるように
「私は、地方自治の本旨を体するとともに公務を民主的且つ能率的に運営すべき責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠実且つ公正に職務を遂行することを固く誓います。」
と、初心を忘れず正義感に燃えていれば断固、行えるべきです。
違反を確認し告発せず容認している公務員に対し、民間団体が告発を行えば、担当部署の課長以下、間違いなくこの職務怠慢な公務員は、出世はおろか、左遷は間違いないでしょう。
もう一度、初心に戻り正義感に燃えて職務を遂行して頂きたいものです。
悪質な繁殖業者たちを排除していくには、また劣悪環境から犬たちを救っていくには、これが一番の近道ではないでしょうか。
統括が綴る「活動日誌」も併せてご覧ください。
http://teamangels.blog89.fc2.com/
動物虐待監視委員会入会申込書
レスキュー基金
大阪支部に滞在しているワン達の紹介です。
「天使達の笑顔 in osaka」も併せてご覧ください。
http://angelsosaka.blog106.fc2.com/
レスキュー基金へのご協力をお願い致します。
一口¥3000で、狂犬病予防注射が、できます。
二口¥6000で、ワクチン接種が出来ます。
五口¥15000で、オスの去勢手術が出来ます。
そして、フード購入もさせて頂いております。
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コメント
- 消防署の共用スペースの実態調査日を消防が事前に漏らしたら調査にならんだろう
- 醍醐東市営住宅は立て前は公開抽選になっているが住宅を建て替える際先ず醍醐中市営住宅を5棟を新築しそこに全世帯入居させた。そこで終わらず、醍醐東市営住宅を20棟新築した。その醍醐東市営住宅に一旦中市営住宅に入居して1年半程度しか住んでいない世帯を数件再入居させ引越しの度にかかる引越し費用は全て京都市の公費つまり税金である。その東市営住宅には京都市の元正職員が住む。団地の約半分の世帯がペットを飼育。偽装の精神疾患や障害者が殆どその人間達に共益費や駐車場代金を集金させそのうちの4割程度を助成金等として一部の人間達に手渡す。他にも生活保護を受給し続けベンツ2台所有し山科区に家を建て古い家財道具を公費で処分させた女。深夜に階下女性宅へ騒音を出す女、これに不正残留孤児や不正母子生保受給者が加担する。偽装障害者は出かける時だけ車椅子に乗り普段は共用廊下に置きっぱなし、犬の予防接種も無料、生活保護を不正受給し車を乗り回す在日。週末になると男が出入りしそれらを取り締まるべき筈の市職員も地区出身者が殆どで指定職と呼ばれる係長以上の職員もこの地区出身者が突出している。