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動物愛護団体ARK-ANGELS 代表ブログ「ずばり一言!」

動けば救える命=為せば成る

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全国の自治体にある動物愛護センターでは、
殺処分する動物の決定権がある。
いわゆる、犬猫を生かすも殺すも職員の判断で決めることができる。
勿論、規則に法ってだが・・・。

命をつなぐ「再譲渡」に適するかどうかの判定チェックは概ね同じだが
何処の自治体も減少させる努力目標を掲げている。

その中で、
生後1ヶ月以上の仔犬猫については譲渡可能としている処が多いが、
まだへその緒が付いていたり授乳が必要な犬猫は譲渡対象にはされない。
生まれて1週間~10日間の幼少犬猫は殺処分となるのだ。
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写っている子犬は救えましたが・・・
この画像の子達は、もうこの世にはいない・・・


なぜ、そうなるのか。?


行政の職員さんは、授乳が出来ないからだ。
する時間的な余裕が無いことが原因です。
役人さんは8時から5時までの勤務時間で、
3時間毎の授乳が不可能だからです。

では、センター施設に出入りしているボランティアさんは、?
というと、
授乳にトライした経緯があるという。

しかし、だ。
生後1週間ほどの犬猫の授乳を続けていたが、
途中で低体温や低血糖により死亡するケースが生じ、
心が折れてしまうケースで動物愛護から離脱する方がおられた・・・らしい・・・。

これを心配するがゆえ、
ボランティアさんに託する事を中止した経緯があった。という。

ならば、
ANGELSは、これまで生後間もない赤ちゃん犬猫を育ててきた経験がある。

任せて欲しい。と、
自治体と粘り強く、交渉をしてみた。

結果、
トライする価値があると判断されて、
譲渡が可能となった。

大急ぎ、他の所用をキャンセルして滋賀に戻ることにした。

帰路につく道中、車内では授乳用ミルクを作り2~3時間ごとに6頭の赤ちゃんたちに飲ませた。
既に低体温になっており、鳴き声も無い。
病院に到着するまで、持つか・・・間に合うか・・・。

途中、数回、コンビニに寄り、
お湯をもらいミルクを溶かせ、赤ちゃんたちに飲ませる。

低体温を防ぐため、
体を温め、マッサージを施す・・・
懸命に、注意深く観察しながら手当を施した。


動物病院は休みでしたが、
縄田院長に連絡し無理を言って開院してもらった。
病院に着いたのが夜の9時半過ぎ。
休院にも拘らず、出てきていただき、混合ワクチン接種と診察をしてもらい、
一安心。

道中、コンビニの駐車場で仮眠し、徹夜の状態で移動した。
シェルターに到着したのが朝の6時。

赤ちゃん犬たちは、
鳴き声が聞こえるようになり「ミルクをくれ~」とも聞こえた。

助かったのだ・・・。


この一晩が生死の境だった。
センターでは、明日、処分だからとミルクは一切、与えられていない。
自然死するのもやむを得ないの判断だ。

シェルターに戻り、
その後は、3時間毎にミクルを与えているが、
体温は上がり、這いずり回るようになってきた。
鳴き声も、大きくなった。
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生き返った・・・。
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まだ目の開かない、6頭の小さな小さな命が目の前にある。

一晩、頑張ったら、生きて生還したのだ。
たった一日、頑張れば救えた命。

死なせない。

この想いがあれば、救えるのだ。
これからの1ヶ月間は夜中に起きて授乳をしなければならないが、
これさえ乗り切れば、元気な仔犬たちの笑顔がみれる。

人間に懐く良い子になるし、社会性の有る仔犬になる。
これなら里親様にも、すぐにお迎えが来るだろう。


為せば成る
為さねばならぬ何事も
成らぬは人の為さぬなりけり


そう、
やればできる。
やらねばならない。
できないのは、しないからだ。


旅立つワンたち
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ご家族で子犬たちを見に来てくれました
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そして、家族に決まりました。
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この子も
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そして、この子も
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ドーベルマンのルイも
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大事にしますと。


あの「あっくん」が・・・嬉しそうです
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被災犬のコパンも旅立ちました。
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大きなホテルのオーナーに引き取られました。
お迎えは、息子様と支配人のお二人。



そして
ゴンの旅立ち・・・
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手には、お数珠が・・・
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みんなでお見送りをしました
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飼い主に捨てられてANGELSに来たゴンちゃん
まだ、5歳と若かった・・・

逝く前日は元気にシェルター内をノコノコと散歩をしていました
日頃、行くことのない場所まで、ウロウロとしていました・・・

見て回ったんだろうね。
仲間たちに、挨拶をと声を掛け回っていたのかもしれない・・・


最期は幸せだったに違いない

ゆっくりと旅をしておいで・・・




皆様のご協力により、
ANGELSのシェルターは
支えられています。



そして・・・・。
皆さまへのお願いです。

皆様のご協力で、保護犬・保護猫たちは救われております。
以下、緊急でお願いしたい物資でございます。
宜しくお願い致します。



支援物資のお願い
クリックして頂くと募集ページです。
ご協力宜しくお願い致します。

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「ニャンコさん日誌」を立ち上げました。
大阪支部長が記して参ります。

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ニャンコさんたちの保護を今年は、全力で行って行きます。
猫シェルターも現在は、まだ二部屋ですが、頭数を考えると増築しないと間に合いません。
猫シェルター基金のご協力をどうぞ、宜しくお願い致します。

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「被災動物応援基金」の募集!!                   2012/12/4up
被災動物応援基金 (現在のご協力金が表示されております。)

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ワンニャン達へのサポート基金
(医療費・フード代など、保護されております犬・猫のために使われます。)

(お振込先)
・郵便局:口座番号:14630-16534321
*他金融機関から振込される際は
店名 : 四六八(読み ヨンロクハチ)
店番468:[預金種目]普通預金 [口座番号] 1653432


・滋賀銀行:今津支店・普通預金 598577

・三井住友銀行:赤川町支店(店番138)・普通預金 1601289

(口座名義は、いずれも同じです)
特定非営利活動法人 動物愛護団体ANGELS
トクヒ)ドウブツアイゴダンタイ エンジェルズ



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統括が綴る「活動日誌」も併せてご覧ください。
http://teamangels.blog89.fc2.com/





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コメント

お疲れ様です
いつも動物達の為にありがとうございます。
彼らは殺されるために生まれてきたのではないです。命が軽視される傾向、何とか
歯止めをかけていきたいです。ゴン、もしかして自分が天国に行くことを仲間に知らせてた
のでは。どうか天国でマロン、ハート達と仲良く、そして他の犬達が幸せ切符
つかむよう見守ってね。近ければコパン達の卒業式に参加したかったのに残念です。
すべてのワン達が幸せになるよう祈ってます。

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